神様の悪口 言うのは
とても危険な行為さ 誰か僕を止めて
いつかは天国へ行きたいと願う こんなオレだけど
つける薬が 売り切れちまった
海横町――その名の通り、海沿いにある繁華街がこの物語の舞台である。
どこにでもありそうなこの町は、実は日本の中でも特殊な場所であった。
海横町の実態は、政府が秘密裏に認定した「非公式無法地帯」である。
今、海横町の影には公にはできない様々な人種が存在している。
公に存在をあらわにすることができない“魔術師”と呼ばれる人種。
新型兵器のテストを「非公式無法地帯」で行う企業の人間。
人々の想念・概念から生まれし“妖怪”“都市伝説”と呼ばれし人外の存在。
そう言った、裏の存在を狩ることで生計を立てるハンター……
そして彼らを取り巻く環境にもまた、明るい光は差し込まない。
ハンター達の溜まり場のバー“3104丁目のDANCE HALL”。
謎の変死体が発見されてもおかしくない絶望という名の地下鉄。
日本の必要悪として、海横町は存在しているのだ。
その海横町はもう一つの名前を持つ。
――コードネーム“スクラッチ”――
様々な闇が集まるその町は“寄せ集め”とも呼ばれている。